酒にも酔えない
自分の輪郭すらどんなんだか、どうなりたいんだか意識が回らないが肉体は滅びないどころか適度に贅肉がつき、ああこれは健康的と言っても間違いではない。
わたしは未だ人間である。
人生は思い通りに行かない。行くわけがない。人生が思い通りにならないと泣いて悲しみを訴えたところで他人は口を出す「甘えるな」と。
しかし夢を持つことは美談だ、そうだろ?
わたしは少女になりたかった。手に入らなかった少女時代を取り戻したく夢見ていた。
しかし夢を見ることにも疲れてしまった。
少女はわたしでないと意味がないのだがわたしの中に少女性はない。もうすぐ人妻である。そんな年齢で。
少女性より文豪のおじいさんに想いを馳せている。
せっかく女に生まれて来たんだから、そう、せっかく女に生まれて来たんだからには男にあこがれを持ち男の持つ存在感を手に入れたいのだ。
男、が、存在する
というのはフラットな文章だと思う。
その男をSFの世界に落とすもよし、革命を起こさせるもよし、恋愛はなくたっていい。ゆきずりの女を登場させても乙なもんだろ。
女、が、存在する
こう対比させるとどうだ、時間軸はこれで完結してもいいくらいだ。どんな女だ?髪は?背丈は?年齢は?
彼女は何を思っているのか、どんな奴と番いになるのか。ロボットだったとしてなんの問題があろうか。文学なんて思い込みだ。美女のアンドロイドとボーイミーツガール、おあつらえだね。
もうすぐ人妻になるのだけれど、現実が忙しくなるのは勘弁。
締め切りもなく作品を産み出すでもなく今まで好き勝手文章書いてきたけど、手癖みたいなもんでブログを書いている。
昔のようにひと単語浮かんで来てはああ類義語はないかしら、これでいいのかしら語感が悪いわなんて頭抱えることもなく、誤字脱字だってご愛嬌。
どう思われたっていいよっていう開き直りがきっと老いであり継続の結果であるのだと思う。
日々鍛錬だとか努力信者死ねよ
「何事にも努力」なんて脳筋はよく言うけれど、脳筋がそうやって強い言葉を吐くの、本当にきらいだ。
言葉ばかりそれらしく気でも狂ったように呪いのように繰り返すその言葉が。
おまえは世界の何を知っているのか、何事、何事、それ何のことか説明できる?って言ったって何言ってんだコイツって目で見られるだけ。
わたしの言葉は自由だから自由にしたいからすきに組み立てるし昨日と今日で主張だって変わるかも知れない。
変わらないことの強さなんて欲しくは無いのかも知れない。だけどわたしのことを邪魔する奴は絶対に許さないから、だから富と名声が欲しいのだと思う。
自分を守るだけの力もないから生きていきたいなんて言えないんだよ、どっちかっていうとゆるゆると殺されているのよ、わたし。