詩なんかもう書けない気がした

私の不幸を無駄にしたくないと思った。

同じ不幸なんて世の中にごまんとある、共感を産むなら何かが変わるものかしら、受け手の気持ちは分からない。

誰が受け取るかもこちら側からは選べない。

 

ねえそんな事より

私は、

私が、

私、

私ってば、

こんな文章いただけない。

くどくて仕方がない。

自分の話に胸焼けする。

 

物語を書きたいと思った。わざわざ地獄を作るの。

側から見たら幸せな部分もあるだろうよ私の人生は。

私だって最近は落ち着いてきたよ、明日死ぬなんて思いもしない。死んだっていいけどさ、心から望むような日々はもう遠いんだよ。

薬飲んでなんとか落ち着かせてこれでも長生きしているなんて思っているのよ。

 

文章を書きたいと思った、しかし核がない。こんなことを何年も前から反芻している。苦手なんだよフィクションは。

特別苦手なのはエルフとかドワーフとか。

そんなのはどうでもよくて。

 

やっぱりこのまま衰えるだけなんて嫌。

仕事でのキャリアアップなんて望めないし、そんなことが頭をよぎったのもこのまま歳をとることが怖いからなのだろう。

納得のいく文章が書きたいだけなんだきっと。